介護医療院への転職を成功させるコツ

少子高齢化に向かっている日本では、介護を必要としている人の割合が増加傾向にある。
そうした中で、新たな介護サービスとして注目を集めているのが介護医療院だ。
介護医療院は身体機能を回復するリハビリなどの老健と、食事やリクリエーションなどの日常生活を送ることを目的とした特養を合わせた施設のことを言う。
介護士として働いている人の中には、収入を始めとした契約条件、職場環境への不満を理由にこの介護医療院への転職を希望する人も増えている。
介護業界は慢性的な人手不足で引く手あまたの状態と言われているが、介護医療院に限っては就職先を探すのが難しいのが実情だ。
その大きな理由の一つに求人募集の少なさが挙げられる。
介護医療院は2023年に廃止が予定されている介護療養型医療施設に変わる新しい施設として発足されたもので、現状では施設の数はそれほど多くはない。
大半が大都市に集中している状態のため、地方で働いている人は限られた求人の枠を争う形となる。
新規でできたばかりの施設だから上下関係が厳しくなさそうといった理由で他業種から未経験で求人に応募をする人も珍しくない。
しかし、前述したようにこの施設はリハビリから生活の介助まで行う仕事がたくさんあるので、資格の有無はもちろん実務経験が重視される。
求人に応募をする時は採用条件をしっかりと確認することが大切だ。
介護医療院は要介護者が施設内で生活をするので介護士の勤務は必然的に日勤と夜勤のシフト制になる。
子育てとの両立を考えている人はこの点も考慮しなくてはいけない。